奧書
覺書 - vol.134
茶道聖典-南方錄解讀
這個奧書是立花實山所發現原「南方錄」的奧書
這樣的奧書是特有的典型聞書體秘傳書
一般是名人自己將秘傳記下
但這卻是周圍的弟子將師父的言行記錄寫下
如此寫好的內容為了証明和師父的想法無誤
而給師父校閱
在立花家本中
內容中利休的話之處寫有「利休自筆」的文字
利休自筆指的是
在原來的「南方錄」上為利休的自筆証明
實山筆記的語詞
利休對於南坊宗啟所作這樣的聞書
困擾是否會後悔
當然這並非是利休要求作成的聞書
因為利休很了解書寫留下是不正確的行為
也因此而建議可以當作下張貼壁或是丟棄
這也是秘傳書的常用客套句
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南方錄原文:
右覚書、心得相違も候はば仰せ聞かせられたく候。
御物語 承 候度々に書付置候へども、
愚僧の得心不成就に候故、雲泥の事候半歟。
殊に書様疎略に候。書改候もまた不本意存候故、
このままこれを進め候。かしく
十一月五日 南坊 (在判)
宗易師公 几右
(利休自筆)
右数々の雑談、御書留に成候て後悔の事歟。
併、相違の所存これ無く候。
同じくは反古張に成候へかし。かしく
宗易 (在判)
南坊 案下
南方録の本書は、
南坊宗啓師自筆に利休居士奥書判等これ有る正本なり。
その内 滅後一巻のみ利休の判等これ無し。
居士滅後に書する故なり。
いずれも巻物、 反古渋紙の表紙、
竹軸、もめんの平緒あり。
全部七巻の内、貞享三年五巻、元禄三年二巻、
書写の次第等、滅後の巻末に都て記す。
平がな片かな相交はることも本書の如し。
その外朱点等本書の如し。
紫墨は書写の時書加る分、本書に紛れざる為なり。
同前の義故、
七巻一々には紫墨の奥書を加えず。
この覚書ならびに滅後の巻末を見て
すべてこれを察すべし。
家本とあるは、実山かの本書を書写し持所の本の義なり。この全部七冊は寧拙庵主の書写なり。
本書総名なし。
喫茶南方録とは宗福の古外禅師称号し玉ふなり。
その事略す。
右家本を以て校合相違無きものなり
宝永二乙酉蝋月日 実山 (朱印)
原文翻譯:
在覺書中我的想法有錯誤的話請告訴我
拜訪談話時所記下的內容
因為我的理解並不充分
也許也會有些錯誤
書寫方式也有些簡略
但是將現在的內容重寫也有違我的本意
所以就直接將內容給您過目
11月5日 南坊
宗易師公
機右
數則雜談時所記下的內容
可能之後會後悔
但是沒有錯誤之處
反正之後就當作下張貼壁紙丟棄也無妨
宗易
南坊
案下
本錄校對無誤
實山
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