葛飾北斎-千絵の海 甲州火振
ちえのうみ
森屋治兵衛板 極印
(創作年代:1833)
浮世繪之美 - vol.1178
この画面からは甲州の何れの地であるかは判断し難いが、人家の明かりが一つないところから、
山間の地のように見受けられる。
火振りという漁は、
深夜に水面を照らして魚を突くか掬う漁法のことで、
別に夜振・焼網・夜焚きなどとも呼ばれている。
千絵の海
各地の漁を画題とした中判錦絵の10図揃物。
変幻する水の表情と漁撈にたずさわる人が織りなす景趣が描かれている。
1833年(天保4年)頃、前北斎為一筆。
「絹川はちふせ」 「総州銚子」「宮戸川長縄」 「待チ網」
「総州利根川」 「甲州火振」 「相州浦賀」
「五島鯨突」「下総登戸」 「蚊針流」
北齋自號「北齋辰政」
之後就自號北齋了
而此處的落款寫作「前北齋為一筆」
意思是我是之前稱作北齋的為一
在50歲前後自號北齋
在「富嶽三十六景」系列時
認為「從一開始」而自號「為一」
在古希過後還能保有初心
葛飾北斎(かつしかほくさい,1760-1849)
江戶時代末期浮世繪大師
葛飾北齋多才多藝
作品涉獵版畫、水墨、染畫、圖書插畫
以浮世繪《富嶽三十六景》
《北齋漫畫》為其代表性作品
∣ ← Back ∣ vol.1178∣Next →∣
浮世繪之美 |