葛飾北斎-百人一首姥かゑとき 参議篁
ひゃくにんいっしゅうばがえとき さんぎのたかむら
(創作年代:1835-1836)
浮世繪之美 - vol.1173
『百人一首姥かゑとき』とは、 「百人一首の和歌の内容を乳母(うば)が子供に絵で説明する」という意味で、
和歌に詠まれた情景が、
あるときは歌人たちと同時代の風俗として描かれ、
また あるときは江戸時代の風俗に見立てられています。100枚組として企画されましたが、
実際に完成したのは27枚でした。
「参議篁」は、平安時代に小野篁(おのの たかむら)が詠んだ「わたの原 八十島(やそしま)かけて 漕ぎ出でぬと 人 には告げよ 海人(あま)の釣舟」が題材です。
「海人」は男性の漁師をさす言葉ですが、
北斎はこれを女性の海女(あま)として描いています。
アワビを取る 海女たちの姿が、
波の間で見え隠れするさまは強く印象に残ります。
北齋自號「北齋辰政」
之後就自號北齋了
而此處的落款寫作「前北齋為一筆」
意思是我是之前稱作北齋的為一
在50歲前後自號北齋
在「富嶽三十六景」系列時
認為「從一開始」而自號「為一」
在古希過後還能保有初心
葛飾北斎(かつしかほくさい,1760-1849)
江戶時代末期浮世繪大師
葛飾北齋多才多藝
作品涉獵版畫、水墨、染畫、圖書插畫
以浮世繪《富嶽三十六景》
《北齋漫畫》為其代表性作品
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