因久山茶碗 因久山燒九代 芹澤良憲 茶碗歲時之美 - vol.629 夏 夏至 二十九候 菖蒲華 六月二十九日
鳥取市の南に位置する町、 八頭町では古くから陶器が作られてきました。 1688年(元禄元年)に出版された因幡民談記には 久能寺焼きとして記載されています、 今から320年前には陶器を産出していました。
因久山の名は窯の所在地である 因幡国久能寺にちなみ。 藩主より下賜されたものです、 代々御用窯として保護されてきました。 信楽焼の技法も伝えられ、 京焼と信楽焼の技法が混じり合い 独特の風雅さと土味のある作風が形成されました。
鉄分を多く含む地元の土とワラ灰釉や 緑釉、ナマコ釉など伝統の釉薬を用いた 素朴な焼き物が魅力です。
因久山茶碗 SIZE:直徑11㎝X高8.3㎝ Weight : 361g 含作家簽名共箱
因久山燒九代 芹澤良憲 江戸時代の中期、明和年間(1764-1772)に、 鳥取藩主池田侯に招かれた京都の陶工が築窯し、 藩の御用窯として茶器などを焼かせたのが 始まりといわれています。 吉くから伝わる登り窯で焼かれ、 わら灰効薬を使い独特の味わいを出しています。 鳥取藩主の御用窯 因久山焼は鉄分を多く含む 地元の土と藁灰釉や緑釉、海鼠釉、辰砂など さまざまな釉薬を用いた素朴かつ格調高い焼き物
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