歌川広重-江戸名所 洲崎はつ日の出
(創作年代:1853)
浮世繪之美 - vol.1199
お正月の朝、
早起きして初日の出を拝もうという気持ちはあっても、
実際にはなかなか布団から起き上がれないものですよね。そんな時のために、
浮世絵に描かれた初日の出をご用意しました。
辺り一面は雪景色。昨晩は雪が降ったのでしょうか。
しかし元旦の早朝にはすっかり晴れたようで、
ご覧のように、初日の出がきれいに見えます。
女性たちも頭巾を巻いて、防寒対策をしっかりとしながら、初日の出がよく見える波打ち際へと向かっています。
この場所は洲崎。現在の東京都江東区木場です。
『東都歳事記』に
「深川・洲崎・芝・高輪等の海浜、神田の社寺等にて
日の出を拝する輩、
今暁七つ時(※午前4時頃)より群集す。」
と記されているように、
洲崎は初日の出を拝むことができる有名な名所でした。
左奥に見えるのは洲崎弁財天社。
現在の洲崎神社です。
歌川廣重(Utagawa Hiroshige,1797-1858)
運用「墨画うすさるしき絵画」
富有文人畫的雅趣
充分發揮浮世繪豐富色調的特色
作品中注入廣重非凡的創作和創造力
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