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萩燒茶碗 萩窯 野坂江月堂 野坂康起
茶碗歲時之美 - vol.1212
冬 大雪 六十二候 熊蟄穴 十二月十二日

進入第六十二候"熊蟄穴"的時節
顧名思義就是動物們
在此時開始進入冬眠的狀態
冬眠是一種生物的本能
某些動物在寒冷的季節狀態中
通過降低體溫的方式
進入類似昏睡的生理狀態

萩燒是日本代表茶陶之一
茶碗自古即有「一樂、二萩、三唐津」的說法
萩燒的胎土是開採小郡到防府之間的大道土
混合見島的赤土和萩深山的金峰土
所製作出的器形樸拙厚實
器物表面的轆轤痕跡明顯
經常可見到木板所劃出的刮痕
底部高台有銳利削痕是萩燒的特徵之一

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萩燒茶碗
SIZE:直徑12.9㎝X高8.5㎝
Weight : 347g
含作家簽名共箱

萩窯 野坂江月堂 野坂康起
三重県出身の昭和~平成時代に活躍した
日本の陶芸家です。
東日本系の技術を熟知するとともに西日本系の技術を身につけた陶芸家として活躍し、山口県美術展で第二席を受賞し、山口県美術展、日本工芸山口支部展で活躍を見せ、
日展では初入選してから22回の入選を果たしている
実力派です。
「伊羅保の野坂」と呼ばれるように伊羅保の製陶を得意とし、その卓越した技術や実績は高く評価されています。
日根野作三の勧めで岐阜県多治見市の上山製陶所(定窯研究室)に入所し、そこで荒川豊蔵を紹介されます。
荒川豊蔵は志野、瀬戸黒で重要無形文化財保持者に認定された人物で「荒川志野」と呼ばれる独自の志野焼を生み出し、日本の陶芸界に大きな影響を与えた人物として知られています。
そんな荒川豊蔵から薫陶を受け、その後は萩焼窯元・野坂家(野坂江月窯)の婿養子となりました。
こうして萩での作陶が始まり、萩焼の伝統を踏まえながら、これまでに修養した東日本系の技術と結びつけ、茶碗、水指、花器などを中心に作品を展開していきます。
砂まじりのざらざらとした手触りが特徴の「伊羅保」と「線文」に独自の境地を拓きつつ、土の質感を大切にした粉引や陶壁なども手掛け、萩焼の表現を押し広げた第一人者として、日本のみならず海外でも高い評価を得ました。

野坂康起年表
1931年 三重県で生まれる
1947年 伊賀・三重県窯業研修所に入所する
1949年 多治見・上山製陶所(定窯研究所)に入所後、紗那貝陶磁研究所でも学ぶ
1951年 水月窯に入り荒川豊蔵氏に師事する
1953年 土岐・小谷陶磁研究所の助手となる
1956年 三重県展永久無鑑査となる
日展で初入選となる
1958年 萩の窯元・野坂百一の養子となる
山口県展で第2席を受賞する
1960年 日本現代工芸美術家協会に参加する
1971年 山口県芸術文化振興奨励賞を受賞する
山口県展審査員となる
1976年 伊勢神宮に作品を献納する
1977年 ギリシャ・コルフ東洋美術館に作品が収蔵される
1980年 イタリア・ヴェネツィア・ヴェンドラミンカレルジ宮殿に作品が収蔵される
1981年 第3回日本新工芸展で審査員をつとめる
1982年 日本赤十字社新社屋に作品が収蔵される
1983年 京都相国寺承天閣美術館に作品が収蔵される
1984年 日本伝統工芸展で初入選となる
日本工芸会山口支部展で受賞する
東大寺大仏殿昭和大修理落慶記念に作品を寄進する
1986年 三重県立美術館に作品が収蔵される
1990年 日本工芸会正会員となる
1991年 山口県知事選奨を受賞する
山口県立美術館に作品が収蔵される
1996年 そごう美術館に作品が収蔵される
1997年 日本工芸会山口支部20周年記念大賞を受賞する
山口県立美術館に作品が収蔵される
ホノルル美術館に作品が収蔵される
1998年 NHKやきもの探訪展に出品する
2000年 日本工芸会山口支部展NHK賞を受賞する
フランスで開催された萩焼400年展に出品する
2002年 山口県指定無形文化財萩焼保持者に認定される

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茶碗歲時之美

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