大樋菓子缽 八代大樋長樂 陶玄齋
日日器物鑑賞 - vol.309
飴釉的器物看來就像是染上一層黑糖的顏色
釉色的流動變化宛如糖果的結晶顆粒
看起來十分美味
日本飴釉器物中最出名的是加賀茶陶的大樋燒
位於加賀百萬石前田家的城下町
也就是現在日本北陸的金澤地區
已經是傳承將近三百五十年的茶陶世家
大樋燒繼承了京都樂燒的技法
以緻密的土質及飴釉開創出獨特的茶陶世界
飴釉的色彩來自蓮根的田土
飴釉是介於傳統樂燒黑與白的中間色
深邃多變化的層次與抹茶的綠色形成協調的對比
飴釉也是屬於鐵釉的一種釉藥形式
在透明釉上加上5%~10%的鐵質經氧化燒成
透明釉的種類和土質也會影響到顏色的變化
素胚本來就是白色的話
加上釉藥會燒成飴釉色
素胚含有其他顏色的土質時
再淋上釉藥的話則會形成焦茶色調
大樋燒在七代之後分成兩個系統
甚至引起本家的名號爭奪權訴訟
直到2003年才平息爭端
形成大樋長左衛門與大樋勘兵衛窯並存的結果
所以"大樋長左衛門"與"大樋燒本家窯元"
是不同的窯元而不可混為一談
大樋菓子缽
SIZE: 直徑18㎝X高9.5㎝
Weight : 680g
含作家簽名共箱
八代大樋長樂 陶玄齋
(おおひちょうらく Chouraku Oohi)
明治35年—平成3年
大樋焼本家窯八代目であり、
陶玄斎とも号する陶芸家の大家です。
大樋焼とは、楽焼の脇窯という位置づけのもと
初代・大樋長左衛門が現在の金沢に開いた窯で
飴色の釉薬(飴釉)が最大の特徴となっている焼物です。
しかし、大樋長左衛門の直系子孫による本家筋は
明治に入り七代目・大穂道忠で一度途絶えてしまいます。
その後、まずは門下の子弟が窯を再興して
八代目・大樋長左衛門を名乗ります。
そして昭和に入り、
今度は七代・道忠の直系子孫が窯を再興。
こちらも大樋焼本家窯八代目を名乗り始めます。
その、直系子孫の八代目が大樋長楽なのです。
このような経緯から、
現在は大樋焼本家窯八代目が
門下子弟の八代・大樋長左衛門系と
直系子孫の大樋長楽系の
2つの窯元に分かれているのです。
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